明治42年創業 海苔養殖発祥の地大森の目利きの老舗問屋
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明治42年創業 海苔養殖発祥の地大森の目利きの老舗問屋
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海苔と共に歩む、365日。海苔と共に歩む、365日。

浜富海苔の海苔について

浜富海苔が仕入れるのは目利きにかなった、
こだわりの海苔です。
海の香り・うま味が口の中に広がる
”美味しい海苔”を私たちの目利き一つで
厳選してお届けします。
希少な初摘み海苔はもちろんですが
ご家庭で本当に愛される海苔を
日本の食卓に伝え続けたいと考えます。

海苔が食卓に届くまで

カニやふぐ、ぶりなどの海の幸が旬を迎える冬、
「海苔」も旬を迎えることをご存知ですか?
一年中取扱いがあり、日持ちのする「乾物」ゆえ、
魚や野菜のように時期や産地に注目することが
あまりないかもしれません。
でも、栽培方法や産地によって、
味には大きな違いがあります。

海苔の原料は「アサクサノリ」や
「スサビノリ」などの海藻で、そのほとんどが養殖。
海藻の種を植えつけた網を
海に設置して栽培します。
大きく分けて「支柱柵養殖」と「浮き流し養殖」の
2つの方法があり、
それぞれに海苔の見た目や味に違いが生じます。

海苔の養殖方法

~支柱方式が行われている海~
有明海、伊勢湾

【支柱方式】
漁師さんが支柱を海に打ち込み、
その支柱と支柱の間に海苔網を張っていく養殖方法です。
海面が上がったり下がったりすることで、海苔が水につかったり、
海苔が海水から出て乾燥したりすることが特徴です。
潮が満ちているときは海の中で栄養をしっかり受け止め、
潮が引いて海の上に露出すると、おひさまの光を浴びてしっかり旨味を閉じ込めます。
これは、天然海苔の生育に近い環境を再現しています。
漁師さんは、一回網を張ったら終わりではなく、
毎日潮の満ち引きを見極めながら、海苔網の高さを調整しています。

~浮流し方式が行われている海~
瀬戸内海、東京湾

【浮流し方式】
海底の深いところでは「浮流し方式」という方法で養殖が行われています。
海の中に網を浮かせて、
養殖用の「イカリ」や「浮き」と呼ばれるものを使いこなすことで、
水深の深いところでも養殖できるような仕組みになっております。
船から海に流すだけで網を張ることができ、
収穫も機械で行えるため、生産効率に優れています。
ずっと海水に浸かったまま収穫されるため、
黒くて艶のある海苔に仕上がることが多いと言われています。

全国の海苔の産地

地図

海苔の養殖には「遠浅の海で」「潮の満ち引きが激しく」
「海水と淡水が混ざり合う場所」という条件が
適しているといわれています。
それらを満たしている場所が「産地」となっています。
有明海では国産海苔の約4割が生産されています。
有明海に次ぐのが瀬戸内海。国産海苔の約3割が生産されていて、
伊勢湾に接する愛知県と三重県でも古くから
海苔の養殖が行われています。

地図

海苔の養殖サイクル

海苔は保存の効く食べ物ですので
年間を通じておいしく食べられますが、
海産物ですので、旬があります。
海苔の収穫時期は
例年11月下旬ごろから収穫が始まり、
5月下旬まで生産されます。
各産地で漁期の初めである11月〜12月にかけて、
種網より一番最初に摘まれた新芽のみが
「一番摘み」「初摘み」と呼ばれ、
特に美味しい海苔として重宝されています。
また、有明海では海水温が一番低くなる
12月下旬から1月にかけて一斉に
冷凍しておいた網に張替えを行い、
2度目の新芽を摘みます。
これも「冷凍一番摘み」と言われており
大変美味しい海苔が採れます。

海苔の目利きと入札

各海苔に「等級」(漁連で付けた海苔の格付け)というものが付けられます。
基本は「等級」を確認し、手に持ち自身で色艶形を見て判断します。
判断が難しい場合は焼いて焼き色や味を確かめる場合もありますが、
1回の入札で1000口前後出品される場合が多いので
原則は1口数秒で判断していきます。
値段は安すぎると買えず、高すぎると商品の値段に合わなくなってしまいます。
そこで海苔の質や出品枚数、他の商社の動向を見ながら、
美味しい海苔を極力安く仕入れるのが、目利きの腕の見せ所です。

海苔のテイスティングコンテスト

表彰状

古くは海苔の一大産地であった大森は、現在も数多くの海苔屋が存在します。大森の海苔組合にて、毎年開催されている海苔の「テイスティングコンテスト」という海苔の目利きを競うコンテストが開催されており、全国の海苔屋さんが参加しています。このテイスティングコンテストは、全国の海苔を食べ比べて目利きを行い産地や銘柄、採れた日を回答していき、上位入賞者は表彰されます。弊社社長はこのコンテストで何度も優勝しており、海苔の目利きに関して定評があります。